風と君を待つだけ

~my ordinary days vol.3~




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終わる。始まる。願う。 :: 2011/10/29(Sat)

 15分ダンシャリ。実際はもうちょっと時間をかけてしまうけれど、今日はデスク横の書類箱に手をつけた。昨年、とある学会で会計を担当した頃のものだ。最後の処理で絶望的に合わなかった。母をも巻き込んでノイローゼ気味でやった。それでも、何とかすべての書類を次年度担当者に送り、今年の学会も無事に先日終わった。
 手元に残っているのは何度も書き直した書類や膨大なメモや封筒といった残骸。もう全部捨てていいんだ。ちらちらと見える各所に刻まれた数字やちんまりした自分や母の文字。苦笑しながら、僅かに懐かしく、微かに愛おしく思った。
 
 10月のカレンダーを少し早いけれどめくった。時はすでに、どんどん自分を追い越してゆく感はあるけれど。
 
 震災後、半年に渡った小田さんのツアーが先日、千秋楽を迎えた。来年、新たに東北地方のツアーを残して。個人的には、あの日以来、桜が散ってしばらく経った頃あたりから、とてもとても小さく決意したことがあった。恥ずかしいくらいに些末なことだけれど。でも、それが周りの人たちに出来る自分のほんの僅かな貢献だとも思った。
 
 今回のツアーでは、豊田、岡山、神戸、大阪と4公演に参加することができた。無理をしてでも出向かずにいられなかった。その温かい声が、胸を刺す歌が、力強くステージを駆け回り躍動する姿が、まるで今の日本を背負っているかのようにさえ見えたその存在のあり方が、気持ちを奮い立たせた。3.11以来、小田さんは常に、いちばん辛い人たちを見ていた。小田さんは時を刻みながら、ひたすらに遠くにいる人々を想い、駆け続けた。

新しい物語。 仕事で定期的に会議で会っている人が、再会した私が元気そうで安心した、と言ってくれた。昨年、まるで折れてしまいそうな危うい気配が見えた時期があったらしい。何か変わったのだろうか。仕事はむしろ器量を超えていくような気がしているし、体重も増えないし、自己効力感をもたらすような素敵な出来事も特に経験していなかった。自分では何がどう違うのか、分らなかった。
 ただ、何があっても、春からこの日まで、各地を走り抜けてゆく小田さんを感じながら動き続けられた。私のちいさな人生も、じたばたしながら案外と面白く、心にはずっと、空みたいにコロコロと様々な色が描かれた。
 リセット願望の強さは、きっと果たせない成長願望の裏返しなのだろう。月が変わる前は今でもささやかに願うように呟く。「ここからまた小さく一歩」。

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間違っても、何度躓いても。 :: 2011/10/27(Thu)

 15分ずつ、小さいセクションに区切ってダンシャリをするという方法が提案された本を立ち読みして、実践中。なるほど、これは確かに挫折は小さいかもしれず。
 そう思いながら、とうとう書類が沢山入った箱のたった一つだけ①全部出す、②分類する、③要らないものを捨てる、④もとに戻す、の作業を試みた。②分類するは「使う」「使わない」の二つの軸でやればよい。でも、やはりちょっとほかのモノと違って迷いが生じるのは私に知識に対するコンプレックスがあるということだろう。
 
 何年か前にとある学会誌に論文を投稿した折りに「不採択」の結果が戻って来たときの書類が発掘された。読み返さずとも、相当にけなされているのを記憶している。確か二人のうち、一人は興味深く読んでくれて部分的修正後に「採択」、もう一人は徹底的に内容よりも統計解析にかなりの批判を浴びせてきた。あとから編集委員長に「あれはね、実は私は面白い論文と思ったのよ。気を落とさないでまた頑張って」と言って貰った。
 それでも、あのときの悔しさは、しばらくフタをしていなければ適応できず、こうやって久方ぶりにお目にかかることになった。今、読み直しても、ほとんど憎しみをぶつけてくるほどの痛烈な批判ぶりである。ちくちくと痛む心は以前とあまり変わらなかった。破って捨てるべきかと一瞬思ったけれど、敢えて取っておくことにした。さすがにデスク前には貼れなかったが、この悔しさをいつか挽回するまでは。これは目標だ。

 ♪人生はこうして 続いてゆくんだろう 間違っても 何度つまづいても
  でも 小さな その物語に こたえは 一つじゃないんだ ♪

 小田さんの歌詞のなかでもとびきり包容力を感じてしまう「ダイジョウブ」。
 先日、横浜で友人研究者と夜、同窓会をしながら美味しい食事を頂く。3歳になる娘さんが、なんとお母さんが大好きだと言うので、すっかりこの曲を覚えてしまって「人生は・・・・」とでっかい声で毎朝歌っているらしい(笑)3つの少女は、いつこの歌詞の意味を知るのだろう。

 ゼミ生たちが、楽しげに「秋の遠足」の企画を決めた。
 いやになっちゃうなぁ。こうも学生との楽しい想い出が増えると。
 今からもう卒業していくのが寂しい気分だ。

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果てしなき他愛なさ。 :: 2011/10/21(Fri)

 デスク正面のやや高い位置に貼ってあるカレンダーをめくってくれない?と小柄な同僚に言われた。低くはないが、それほど高くもない身長の私。手は届くけれど、紙がふにゃふにゃ頼りないので、もう片方の手で押さえないとめくれそうにない。仕方がなく、片方だけ靴を脱いでひょいと足をかけてデスクによじのぼった私を見ていた彼女が、「えっ?今、一気に上がった?身体が柔らかーい!」とびっくりしていた。
 
 ゼミで、ずぼらな仕事をしてきた学生に指摘したいことが山ほどあり、うずうずしていたが、ほかの学生たちが次々に意見するので我慢して黙っていた。やっと余白が空いたので、堰を切ったように言いたいことを述べたら、余程の早口だったらしく、周りの学生が「ええっ?今、なんて言ったんですか?先生ってそんなに、はよ喋れたんや!あー、びっくりしたー(笑)」と大爆笑された。
 
 ある日、焦って廊下を走っていたら、向こうから悠長に歩いてきたよく知る男子が「あれ、先生って走れるんですねー」と感心していたので、こっちがびっくりしたよ。
 
 いつもカットを担当してくれる美容師の女子と雑談中、「小田さんのライブに今年は4回行ったけど、できるなら毎月でも行きたかった」と言ったらびっくりされた。ちなみに、彼女は「死ぬまでついていきたい」ほどのスマップファンらしい。「あ、何年か前、スマスマに小田さんも二度ほど出てますよね!」と嬉しくなって言ったら、彼女が「そーなんですよぉ」と深々とお辞儀しながら「小田さんにはタクヤもナカイもお世話になっております」と身内のように言ったのでびっくりした。
 
 バスに乗っている間に、ケータイに思いついたことを何でもメモする癖がある。
 あとで見直すと、その脈絡のなさにびっくり。

 シャンプー
 トイレットペーパー
 ざる(大)
 風邪薬と、
 敏感肌向け黄色いメイク下地あれば
 野菜
 てめぇ、さしずめ、インテリだな! 
 デフラグ 
 


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オープンしちゃいました。 :: 2011/10/16(Sun)

 週末、学会での仕事があってJRを利用して会場に向かう。最寄り駅まであと10分程度を確認したとき、「今のうちにお手洗いに行っておこう」と思ったのは、座席から車両内に設けられている個室型トイレがよく見える場所だったからか。車両間ではなく、万人からよく見える車両内に作られるようになったのは防犯上のことがあってかもしれない。 
 ともかく、すとすと個室の入り口に歩み寄る。割と最近まで「えーっと、この扉はどうやって開けるんだっけ」と思っていたものだ。子どもだったら、つい何度でも手のひら全体で押したくなるだろう大きめサイズと、大人の腰の高さに設置された「OPEN」のボタンを押した。

 何とも言えない微妙な静けさとスピードで自動的に開いたその向こうに、半腰でちょうどズボンを上げようとしていたオジサンがいた。「おっ???あれ???」という表情で。鍵をかけ忘れたみたいだ。この新型トイレはまだ皆が皆適応している訳ではない・・・のだと思う。オジサンは「えっと・・・あれ?!閉めるの、どれだっけ」といった感じで、とうてい届かない扉に手を伸ばしたり、個室の閉めるボタンを探して指先を迷走させた。その間、3秒足らずか。私の気持ちとしては。
 「あ。失礼しました」と小さく詫びて、くるっと身体を半回転して目をそらせた。そのあと、何事もなかったかのように、少し離れてつり革に捕まっていた私。背後でオジサンが出て行くのをさりげなく待つその間、「とんでもないことなのに、今、ほとんど動揺してないな、私。きっと、これは歳を取ったせいね。うら若き乙女だったら、キャーとか言って頬を染めて大騒ぎ・・・そうゆうのないもんなぁ」と、全くしみじみと自身の老成について想いをはせていた。
 
 でも、もしかすると、あのときは全身全霊で自身の「冷静」ボタンを押し続けていただけかもしれない。知らずとは言え「開く」のボタンを押してしまったあと、そのまま立ち去るという重大ミスに全く気づかなかった。本当に冷静ならば速やかに「開く」の真下にある「閉じる」ボタンも押してから去るべきだったのだ。
 おじさん、どうもすみません。ドアが勝手に空いた時は、きっと頭に疑問符が一挙に10個くらい出現したことでしょう。失礼をした相手が乱暴な人でなくてよかった、よかった。

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君たちは、なかなか立派かも。 :: 2011/10/08(Sat)

 先日、卒論の成果報告会のあと「打ち上げに行こう!」と学生が言いだし、成果報告よりずっと事前にいそいそ準備していた。予定どおり、駅ビルでの食事会に、私も少し遅れて出席する。席についた途端、「せんせー、うちらゼミ旅行に行きたいんです。でなくば、遠足でもいいです!」と、ついさっきの報告会の準備で寝ていないだの、栄養ドリンクを夜中に何本も飲んだだの言っていた割には、全くボロボロになった様子もなく元気に宣言される(ちなみに私は、本番間際まで、一人ずつ練習につきあったのですでに消耗)。
 ゼミ旅行。大所帯だから楽しいかもね。いったい何時、そんな時間があるのか分からないけれど、実現すると楽しそう。ただ、どうしてそんなに若いのに、ひなびた温泉に行って癒されたいのか、私にはわからん。「私はね、お風呂に長く浸かってたら心臓に負担が・・・」と言いかけると男子に「脂肪をつけたらいいですよ」と切り替えされる。挙げ句、最近眼精疲労がひどくて、と働き盛りならではのババちゃん発言をしていたら「先生、ちゃんとビタミンAとか摂ってますか?」などと軽くお説教される。

 後期も、ゼミ活動ではメンバーの役割を決めて、自主的に動きなさいと言った。リーダーとなる「ゼミ長」や「副ゼミ長」を決めておくようにという意味だったが、後で聞いたら「おやつ準備係(ゼミが長いので、ティータイムを挟む)」「珈琲係」「お掃除係」「コメントシート整理係」「次の発表者を決める係」だの、小学生並に、細かに担当を決めて、しかも、それをいそいそ実行している。甲斐甲斐しいのか幼いのか。
 しかし、ゼミ前には、必ず誰かが教室に掃除機をかけ、休憩時間には、すぐに珈琲が運ばれて来ることには少々感動した。卒論の成果より、このシステムを自主運営していることのほうがずっとスゴイんじゃないの?

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