風と君を待つだけ

~my ordinary days vol.3~




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失せモノも顔を出す。 :: 2012/03/27(Tue)

 先日学生たちと卒業の旅ならぬ、卒業の遠足に赴く。このカフェに行きましょうと誘ったのは自分だったのでつまらない思いをさせてはいけないと、事前に偵察までしてきた。
 学生たちに提案したのは「素敵なカフェでゆったりとお茶をした後、そのあたりを散策しながら写真でも・・・」であったが、そうした生ぬるいスケジュールで満足する訳はないと思っていた。そのカフェと駅の間に子どもと犬とその保護者たちしか寄りつかない広大な公園があることは敢えて報せずにいたが、ふたを空ければ「10時半駅集合!カフェに行く。食べる。そのあと、公園で遊び倒す!!」と連絡通知。・・・やっぱりね。
 
 午前中に行ったカフェの穏やかな趣をすべて忘れ去るほどに、勾配ある芝生を段ボール滑りをしながら小学生たちと一緒に転がり落ちてくる。何処に行ってもあっという間にちびっ子達と仲良しになってしまうのだ。そうした彼らにある意味で尊敬の念まで抱きながら、撮影した。
 
 私がレンズフードが見あたらないことに気づいたのは、公園への移動の狭間であった。「きっとあのカフェのどこかで落としたのではないだろうか」と思って連絡を取るが、「ざっと見たところ見あたらず、また探しておきますね」というお返事。

cafe2 そのカフェは、陶芸工房を備えたこだわりオーナーが開設した空間。欧米にはない日本の陶芸芸術とは何であるか、何故そこにカフェを作ったのか、まちづくりに貢献するために陶芸学校を開きたいと思っている夢。私たちがわらわらと「大学」からやって来たと知り、余計に熱く語ってくれたのだと思う。そうでなくても若い人達の眼差しは、大人を熱くさせる。最後は、ご主人を交えてテラスで一緒に写真まで撮影。帰宅してから落とし物があったとの連絡は貰えなかったが、その日のお礼と共に、落とし物捜索の負担をかけたことを詫び、今後またご縁がありますように、と頂いた名刺にあったメールアドレスに送った。

 すっかり諦めていた二日後、「カフェの外でフードを発見しました!」というメールの返信が。これは幸運だ。きっぱりと「失せモノ出ず」と書いてあったお正月のおみくじを思い出す。
 
 こうして縁を繋いでゆくところに何か意味を感じずにはいられない出来事が重なっている。

cafe3 もう4月まで秒読みになったつい先日、苦労に苦労を重ねた末にとうとう就職を決めた私のゼミ生がいる。深い深い感慨と共に彼はとても長いメールをくれた。「ただ歩いていても涙が溢れた時もあった。けれども自分に出来ることはまだあると信じたし、信じたかった」そこには彼なりに得た哲学が綴られてあった。
 「苦しいとき、困っているときに声をあげること、自分から何かを発信すること、それが出来たときやっと何かが動き出す。手をさしのべようとしてくれる人は沢山いるけれど、自分から声をあげなければこちらに踏み込むことは戸惑ってしまう」
 「いかに自分で縁を作り出すか」学生の言葉にしみじみとした実感が伝わり、半ば感嘆のため息を漏らしながらそのメールを読んだ。

 卒業式は終わっても、まだあれこれ理由をつけて学校に来て顔を見せている彼ら。就職を決めたばかりの学生は「先生の顔を見たらつい泣く!と思ったんですけど、そうでもないですね(笑)ほんまに直ぐにまた会える気がするし」と言って笑顔で手を振って帰って行った。そうよ、私は「さよなら」をどうしても言いたくなかったの。

 ※少しの間ですが自分が撮影した以前の写真はご覧頂いて満足したので(笑)写真は差し替えました。 

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comment

Megさん、こんばんは。

このカフェは、先日、Satoさんと行かれたところと同じなんですか?
この遠足のための偵察の意味もあったのですね?
感じの良いお店だから、Megさんへの評価も上がったでしょうね(^^)

>私がレンズフードが見あたらないことに気づいたのは

レンズキャップとかフードなどは無くしやすいものですよね。
それに形状が丸いため、落としたときに転がりやすいので注意ですよ。
僕はあるヨットハーバーで撮影をしていたときフードを床に落としてしまって、でもってそのフードが「おむすびころりん」並に転がって、結局海の底に沈んでいきました。
海底を覗き込むとそれがあるのが判るんだけれど、さすがに潜って取るわけにも行かないし。

だけれど、

>カフェの外でフードを発見しました!

それはラッキーでしたね。
お店の方が、それがレンズのフードだってことが判っていてくれたことも幸いでしたね。
じゃないと、なんだこの妙な筒は?ってなって無造作に捨てられるし(笑)

>無事に卒業しました。

毎年、それぞれにドラマがありますね。
そしてまた新しい一年がいよいよ始まります。
  1. 2012/03/30(Fri) 21:20:27 |
  2. URL |
  3. akasaka #r5rhURPY
  4. [ 編集 ]

akasakaさん、こんばんは。

カフェはですね、最初はSatoさんが持参した雑誌で見つけたお店で、
「あぁ、ここなら遠くはないからそのうち行ってみましょうか」って感じだったんですね。
場合によっては、学生と先に行ってしまった可能性もあるのですが、
幸い先に行けたので、どうせならよく偵察しておきましょうと。
写真にある神社の階段は「あ、ここに来たら学生と来たらこんな撮影しようっと☆」
なんて思ってチェックしていました(笑)

>感じの良いお店だから、Megさんへの評価も上がったでしょうね(^^)

さて、どうなんでしょう。
これまで、しみじみとお礼を言われた記憶も全くないので
どう思っているのかさっぱり分からないですが、
とりあえず楽しそうに過ごしていたので良いとします^^

>僕はあるヨットハーバーで撮影をしていたときフードを床に落としてしまって、
>でもってそのフードが「おむすびころりん」並に転がって、結局海の底に沈んでいきました。

海底に沈んでいくのをakasakaさんがどれだけ悲しげな顔をして見ていたんだろうって思うと、
笑ってはいけないですが、ちょっとくすっと笑ってしまいました(笑)
おむすぎころりん状態から海ぽちゃまでを見ていた人がいたら、
きっと「ぽちゃん・・・・」の3秒後にakasakaさんの表情を確認したでしょう。

正直に言うと、私は少し前までレンズフードが逆さにくっついたままでも気にもしてなかったんです。
近頃、学習をしまして機能をちゃんと果たして貰おうじゃないかと付け替えることを覚えたものの、
「カチっとちゃんとはめ直す」ことまでが不慣れだったんでしょうね。
落っことしてしまった原因はそれかと。

以前、やはりSatoさんがタクシーに落っことして大騒ぎなんて事もあったんですよ。
これも幸い戻ってきたんですけどね。
このワタクシが問い合わせることを強くすすめたお陰で(笑)

>お店の方が、それがレンズのフードだってことが判っていてくれたことも幸いでしたね。
>じゃないと、なんだこの妙な筒は?ってなって無造作に捨てられるし(笑)

そうですよね!
あれはカメラにくっついていないと一体何か分からないかもしれないです。
色々、幸いしました。
オーナーさんとは一緒に写真を撮らせて貰ったりしましたし、
カフェ周辺を案内してくださったのもその方だったので
歩いた道々も私がカメラを持っていたことも記憶されていたのですね。
もちろん電話ではレンズフードってものについて一所懸命に説明をしましたが、
すぐに分かってくださったみたいです。

多少、心配なのは「未だにまだ届いていない」ってことなんですけれど^^;

さて、新年度がいよいよ始まりますね。
心機一転と行きたいところです。
akasakaさんも体調に気を付けながら撮影がんばってくださいね!
  1. 2012/03/31(Sat) 02:03:47 |
  2. URL |
  3. Meg #T0ca3UNU
  4. [ 編集 ]

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