風と君を待つだけ

~my ordinary days vol.3~




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父とアイスと、母と私。 :: 2012/07/16(Mon)

 迎えに出たつもりが一足遅く、両親があちらから歩いて来るのが見えた。
 
 ちょっと背中を丸めて、母の日傘の中に入れて貰い、父は片手にコンビニの袋をさげていた。
 「ほらっ、お土産だぞ」。
 袋のなかにはハーゲンダッツなどのアイスクリームが沢山入っていた。我が家に着く前に「アイスが食べたい」と言い出したそうだ。何時、どこに居ても「何が食べたい」かを、もの凄くはっきりと表明できる父である。
 
 近頃は、外に出てゆく仕事も徐々に減って来た父が、私との定例勉強会を提案したのは、もう昨年にさかのぼると思う。「そうだね、やろうやろう!」と言っておきながら、目前の仕事ばかりに追われて、なかなか実現せず。
 業を煮やした父が、「お父さんがそっちに行ってもいいんだぞ」と言い出したのはこの夏のはじまりだったか。
 「もう暇だからな、いつだーーって行ってあげられるぞ」と豪語した割には、先月は父が悪びれずに「仕事が入っちゃった。何時ならいい?」と言ってきた。
 
 かくして、父は満を持してやって来た訳だ。あれやこれやの心配を軽減するためと、どうせなら母も一緒のほうが楽しいし。ついでを言えば、久々におかずストックづくりなんかもお願いしたい。いい歳してアレですが・・いかがでしょうと打診すると、「いいよー」と明るい返事が返ってきた。
 
 私の父が、宣言した時間どおりにやってきたら、きっと槍が降る。案の上、11時には「まだ熟睡中~」と母からメールが入るので気長に部屋を片づけて待つ。予定より1時間程度の遅れだったのは母のお陰だ。
 「ひとまずは腹ごしらえをしましょう!」と、いそいそ私が買いに出たケーキに紅茶でティータイム。父だけは、どうしても食べたかったアイスを食す。
 
 あとは母は食事づくりをしてくれているその間、行き詰まることなく食事タイムも挟みつつ、「本日予定」の勉強会を滞りなく終了する。2人が来てくれたお陰で部屋もこぎれいになったし、母の手作りおかずで冷蔵庫は久しぶりにいっぱいになるし、さらに母が「どうせだから」とあちこちふき掃除もしてくれたお陰で我が家は今、クリーンで健康的で、明るい空気が漂っている。ありがたい。人間が共同体を成して暮らす意味を実感しながら、一人になってからもせっせと残りの家事を片づけた。

 「一日を殆ど無駄にしなかった」といううれしさと、両親への感謝に満ちた連休最終日。


summer2012-6 帰り際、「おとーさん、ほら、お手洗いに行っておいて!」「あっ、こんな所にアイスクリームこぼしてるじゃない!もーっ」と母が叱り、しかし、父は全く意に介さないマイペースぶりは健在である。この夫婦漫才(当人たちは至って真面目)があれば、我が家族は我が家族たり得る。
 
 お願いだから、ずっと元気でいて欲しい。
 こんなに切に願うようになる時が、やはり来ちゃったんだなぁ。


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