風と君を待つだけ

~my ordinary days vol.3~




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夏の空。 :: 2012/08/19(Sun)

 先日、Satoさんのお母さんが静かにこの世から旅立たれた。
 

 関西から出向いた私に、Satoさんとお父さんが、お母さんの遺品を見せてくださった。
 
 とても忘れがたいのは、直筆で書き残してあったお母さんの沢山の筆文字。
 巻き上げた和紙には、美しい文字で幾つもの俳句や和歌が詠まれている。

 眼がとてもお悪かったと聴いていたけれど、
 その文字は、じっと見とれてしまうほどに、丁寧でととのった姿をしていた。
 
 想いが隅々にゆきとどいていて、端正。
 「美しい」とは何か、を知った。
 でも、どこか、その文字はひっそりと佇んでいる。
 そのお人柄に想いを馳せた。

 お若い頃に綴っていらっしゃったという日記に目をとおしていたら、
 「わたし、本当は東京に行きたくて・・・」という文字を見つけた。
 
 当時、どのような瑞々しい夢や憧れを胸に抱いていたことだろう。
 
 そう考えながら、写真に映るお母さんの表情にSatoさんの面影を探していると、
 ふっと優しくほほえみ返してくれた気がした。

 
 お別れをしに行ったその二日間は、真夏の太陽がつよく輝き、
 くっきりと青い空が清々しいまでに広がっていた。

 
 心からご冥福をお祈りします。

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