風と君を待つだけ

~my ordinary days vol.3~




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パープルがかった濃いブルー。 :: 2013/04/17(Wed)

 海が見えるカフェに行こうと思い立ちました。
 そこは、わざわざ特急列車に乗って駅からタクシーでほんの少し。わざわざ、そこまでしても出向くにふさわしい癒やしスペースでした。

 とにかくその海のように悠々と広い店内。このカフェの魅力はそれに尽きるでしょう。古いソファや椅子、テーブルが、十分過ぎるくらいの間隔で配置されています。お客さんたちも数組ほど。ここが、近所にあれば通うだろうなぁと思いましたね。
 帰りに、ちょっと久しぶりに海岸線を眺めました。平凡で穏やかでした。すでに夕刻迫り、空はオレンジ色。海岸線は深いグリーンに白い波が光っています。たぶん少し写真歴のある人ならば、ついカメラを構えてしまうのでしょう。どの海辺のまちにもある、ありふれた風景かもしれないけれど。きっと前も同じような気持ちに駆られて同じような写真を撮ったなぁという郷愁を存分に感じさせる海でした。

seaside1.jpg  ところで、その海をみる数日ほど前に、『瑠璃色の地球って、いい曲だね。会津の高校生たちが凛と謳っているのを聴いて感動したよ』ってメールが届きました。「あぁ、そうだそうだ、知ってるよ。私もコーラス部に居たときに歌った・・・」と言おうすると突然イントロが頭に浮かび、事実は、「歌った」のではなくて、「振った」のだと思い出しました。初めて自分が学生指揮デビューをした記念すべき曲です。当時、これが松田聖子が歌った曲だなんて知らず、知ったあともそれを聴く機会を持ちませんでした。
 私にとっての「瑠璃色の地球」は主旋律に加えてアルトやメゾパートを歌う仲間の声と、先輩が奏でていたピアノ伴奏のメロディと、種々の思い出も折り混ざった、全く独自のものだと分りました。一部の記憶は明らかに薄れつつも。だから、懐かしさ余りyoutubeで検索をかけて聞き直してみても、今なお歌い継がれるだけの名曲であることは確認して感動する一方で、当時のあの瞬間が(半分忘れかけていたくせに)たった一度のかけがえなきものだったと、何だかしみじみと思い至るのでした。

 もう少し調べると、この合唱曲の編曲が源田俊一郎氏だとわかり、少し驚きました。
 源田さんと言えば、自分が棒を振らせて貰ったなかでも最も印象深い日本の唱歌メドレーを編曲したひと。源田さんの編曲は、ポピュラー寄りの要素を加えながらお洒落で洗練されており、次から次に変わっていく曲間の伴奏にときめきました。
 歌っても楽しく棒を振っても心が踊り、最後には美しく圧倒的な感動が迫ってくる。正直言えば、当時、譜面を見ながら「聴いたことはあっても、半分も歌えない、歌詞を知らない」というのが私たち世代の現状でしたが。
 私は行きがかり上、高校では毎日、賛美歌を歌っていて、それが自分の心を澄ませるものとは知っていました。賛美歌はイエス・キリストを讃えていますが、唱歌は日本のふるきよき風景や四季の移り変わり、そこで暮らす普通のひとびと、家族や恩師、友たちへの愛を歌うものだったのですね。当時は若くてすごくポップな高揚による感涙が、今は時ふりつもった分だけ心を振るわせます。歳を取るのはいいことです(笑)
 
 
 ↓源田さん編曲の「ふるさと」からはじまる唱歌メドレー:長いですが、ぜひ、最後まで聴いてみてね。




 中学生のピュアな歌声。
 ちょっぴりピッチが気になるところも含め、自分の当時の印象に一番近いバージョンです。
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