風と君を待つだけ

~my ordinary days vol.3~




スポンサーサイト :: --/--/--(--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


  1. スポンサー広告

公共の場とは何か。 :: 2008/12/18(Thu)

 今朝、バス停に並んでいる際、すぐ前に立っていた男子学生が、列から外れて脇に立つ別の男子学生らしき者と立ち話をしていた。脇に立っているほうの子は、しゃべりながら煙草を吸っていた。やや今風の格好をした、ごく普通の青年に見えた。

 その様子に何となく気を取られていると、彼らと私が並ぶほんの僅かな間に、見知らぬおじさんが自転車に乗ったままいきなり割り込んで来たので驚いた。それだけではない。なんと、そのおじさんは、バスを待つ人々の列を断ち切るように、私の目の前におもむろに自転車を止めた。そこは、当然、駐輪禁止の場所である。まるで彼には人が電柱のようにしか見えていないようだ。思いがけない事態に、多少動揺した。
 バスを待つ列は、前から順番に数名の学生、脇に逸れた煙草男と話す男子学生、『自転車』、そして私、後ろにその他大勢の学生という異様な構図となった。

 仕方がないので、乗るときは自転車を迂回して行こうと思いながら、相変わらず煙草を吸っている男子にふと目をやると、ちょうど地面に吸い殻を置いた瞬間だった。仕草としては目立たないように、靴の下に隠し置いて火を消したという印象だった。
 私は彼に対して、吸い殻はちゃんと拾って、しかるべき場所に捨てるように明るく声をかけるべきか、少し悩んだ。相手は得体の知れない若者ではない。私には自身の学生の心根を信じる気持ちがある。『こんにちは。あなたは○○大の学生さん?私はあなたと同じ大学のしがいない教師なんだけどね、その靴の下の吸い殻、あとでゴミ箱に捨てておいてね』と言いたかった。

神妙な面持ち。 が、あともう少しのところで、何故か言い出せなかった。彼がもし、足の下の吸い殻は「とりあえず置いてあるだけ」であり、立ち去るときには持ち帰るつもりだとしたら・・・?いや、自問するまでもない。これまで、そんな殊勝な行動を取るひとを一度でも見ただろうか。
 私の心には、全く憎しみはなかった。これが教室や学内で、自身が受け持つ学生であれば躊躇わずに言えたのだろう。見知らぬ学生に、公衆の面前で注意を喚起した際、互いが経験するかもしれない苦々しい想いから逃避して、大人としての義務を怠った気分が残った。

 軽くため息をついて、バスに乗り込んで座る。
 本当は、毎日、毎日、見かけているのだ。荷物さえ膝に乗せればもう一人座れるところを、一人で陣取っている横柄な人々の姿を。出来るだけ、必要以上に気持ちに負荷をかけないように、よく見ないようにしている自分にはっとする。

  1. 未分類
  2. | trackback:0
  3. | comment:4
<<小田さん、ありがとう!(大阪京セラドーム・小田和正公演) | top | お寝坊通知。>>


comment

Megさん、こんばんは。

こういう問題は本当に難しいですよね。
たとえば、明らかにこっちが体格が良く強面で有無を言わさぬ迫力を有していたら、言葉に出さなくても睨むだけで相手はひるんでそそくさとその場を後にしたりバスの中で小さく丸くなっているんでしょうが、そうでなかったら何らかの反撃をしてくることは多分に考えられますね。
なので、出来る限り大勢で立ち向かうことが重要になってくるんですが、自分が声を出しても周りの人に見て見ぬふりをされたら、身の危険に至ることになるかも知れません。

こういうものってね、話せば判るとかの綺麗事では済まないです。
話せば判るような相手ばかりだったら良いのですが、そう言う人はそもそも傍若無人な態度や言動はあまりしないですからね。
だから、結局は相手との力関係によって解決せざるを得ないですね。

Megさんはまずは自分の身の安全を真っ先に考えた方が良いですよ。相手が学生なら大丈夫だとは思いますが、そうでない人には一人では立ち向かってはいけません。
それでも問題が起きてしまったときには、防犯ブザーを鳴らして大声を出すことです。音で相手を威嚇しましょうね。

ところで、Megさんはもう年賀状は作りました?
・・・たぶん、まだ作ってないと思いますけど(笑)

僕はですね、今日、作りましたよ!(^^)
大した枚数ではないし、全部パソコンとプリンタで作っただけだから威張れるものではありませんが(笑)、でも早めにやったので気持ちが良いです。
Megさんも後で慌てないようにさっさと作りましょうね~!
  1. 2008/12/18(Thu) 22:30:06 |
  2. URL |
  3. akasaka #r5rhURPY
  4. [ 編集 ]

akasakaさん、こんばんは。

今日、私が採り上げた話題って、昨日のakasakaさんのブログでの「ゴミ屋敷に暮らす人と、そこに物理的にも心理的にも絶対に介入できない近隣住人」との関係にちょっと似てなくもないですね・・・。何となく影響受けたのかな(笑)

私も、全く面識もなく得体の知れない男性のひどいポイ捨て現場を見たとしても、多分、注意はしないと思います。残念ですが、やはりその場の正義よりも、まずは自分の身を案じます。

でも、この2年近く、我が学生諸君と接して来た限りでは、私には普段接している分、介入の余地はあったと思うんですよね。上手く言えそうな予感は無きしもあらずでした。向こうも受け容れの器量を持っていたんじゃないかなって。それでも、躊躇したことを少し残念に思いました。

>出来る限り大勢で立ち向かうことが重要になってくるんです

ええ、戦略としてはそうですよね。

多分、彼が生きてきた世界が、吸い殻一本落ちていない世界であれば、
あるいは傍若無人に駐輪禁止場所に人を押しのけてまで分け入ってくるような人など一人もいない世界であれば、
公共の乗り物の座席では、一人でも大勢が座れるように配慮するのが当然な世界であれば・・・
きっと彼は友達と立ち話しながら煙草を吸うことさえしないのでしょう。

>Megさんも後で慌てないようにさっさと作りましょうね~!

さっさとって(笑)
まるで私がいつもグズグズしているみたいじゃないですか!
(→大当たりなのだが)

ちなみに、今年は、祖母が亡くなったので一応喪中なんですね。
ですから「新年のご挨拶は控えさせて頂きます」の葉書を作るべきか悩んだのですが・・・早々に、もし年賀状を頂いた方がいれば、寒中見舞いでお返事しようと既に決めちゃいました^^(→面倒なことを後回しにしているだけ)

でもね、やはり年賀状を出せなくとも、今年じゅうにお礼を言っておかねばって方も居るわけです。あとごく少ない友人たちと。・・・半分くらいの人には年賀状のかわりにクリスマスカードを書きました。でも、まだ数名、書けないままの人がいます^^;

akasakaさんの年賀状の写真は、どんなのを使ったのかなぁ^^
ところで、今日は私は何も忘れ物しませんでしたよ!
一週間続いた折にはご褒美を用意しておいてくださいね!!
  1. 2008/12/18(Thu) 23:15:42 |
  2. URL |
  3. Meg #T0ca3UNU
  4. [ 編集 ]

Megさん、akasakaさん、こんばんは。

タバコのポイ捨てって、意外と都会の方が多いですよね。
大阪とか東京とか。

鳥取は最近はほんとポイ捨てする人を見なくなりました。
僕もそうなんですが、周りの人達は当然波乗りしてる人が多いで
すから、ゴミの捨て方にはすごく気を使ってます。
携帯灰皿を持ってる人もたくさんいますね。

ただ、時々見るのが車からのタバコのポイ捨て。
鳥取は車で移動する人が圧倒的に多いので、見かける率も高いの
かもしれません。
あれを見るとすごく腹が立つんですよねぇ~。
僕の前の車がポイ捨てしようものなら、車間距離1mくらいで煽ります。
後ろの車なら急ブレーキ踏んでやりますね。
あまり綺麗なやり方ではないですが、「このやろう!」って感じで
やってしまいますね(苦笑

海なんかだと、夏になると県外の人がたくさん来るんですが、
ゴミを捨ててるところをよく見かけます。
そんなの見たらとりあえずそのゴミを拾って、怖い顔して
「ちゃんとごみ箱に捨てんかいっ!」
って怒鳴りにいきます。
波乗りしてる人間で、タバコのポイ捨てするやつなんか、海から
上げて「二度とここに来るな」って追い返します。
結構イケイケで注意してますね~。

昔、若い頃なんかは僕もポイ捨てしてたと思うんです。
でも、波乗り始めてからそういうのがとても格好悪い事だと気付いたんですよね。
で、意識しながら灰皿に捨てたり、携帯灰皿を持ち歩くようにな
るとそれが普通になるんですよ。
携帯灰皿がなければポケットに入れて後で灰皿に捨てたりします。

ポイ捨てする人って、周りにそういう人がいないから、人が見てなかったらいいや、とか思っちゃうんでしょうね。
ポイ捨てするのに慣れすぎちゃってるというか。
とても格好悪い事だと、早く気付いてくれると嬉しいんですけどね。

今まで行った場所で一番印象的だったのが、福岡の街です。
街角にちゃんと灰皿が所々設置してあって、どんなに今時の若い子
でもちゃんとそこで吸うんですよ。
絶対にそこ以外の場所では吸わない。
だから街を歩いてても、一本も吸殻が落ちてなかったんですよね。
あれは結構衝撃的でしたねぇ。

いろんな場所がああいう風になれば、喫煙者も少しは共存できるような気がしました。
  1. 2008/12/19(Fri) 22:14:48 |
  2. URL |
  3. kei #I2SOnEfI
  4. [ 編集 ]

keiさん、こんばんは。

金曜の夜から実家に帰省中です。
少々、お返事が遅くなってしまってごめんなさいね。

さて!

keiさんは「ポイ捨ての輩たち」に堂々と注意する方なんですね。
私はと言えば、口で言うほどの勇気もないので、
かつてから、歩き煙草をしているひとなどを見かけると、
ちらっと見て「え??未だにそんなことしてるなんて、信じられない」
というまなざしを精一杯に送る程度です。
先日は、地下広場で歩き煙草をしながら悠長に歩くおじさんが居たので、
「禁煙です、禁煙、ここは禁煙」と不気味につぶやきながら
真横を真っ直ぐ前を向いたまま通り過ぎてやりました(苦笑)

akasakaさんもおっしゃるように、相手が危険な人物ではない、という保障はないので、ダイレクトな介入が私には出来ないというのが正直なところですね。

keiさんが、強い信念を持って注意できるのは、
やはりサーファーとしての誇り、海、そして自然を愛していることに尽きますよね・・・。
そんなkeiさんでさえ、やはりポイ捨て時代があったというお話を聞くと、
ひとは何かの「きっかけ」があれば、ちゃんと変わることが
出来るんだなと感じました。

私の学生時代の男の子の友だちに、結構最近になってから
「昔、歩いているときに煙草を捨てたらもとくん(私の愛称)に
注意されたんよなぁ・・・」って、しみじみ言われました。
別のひとには「もとくんと居る時には煙草を捨てたりしたらあかんやろなと思った」と言われたことも。
私に出来ることは親しいひとにだけは苦言を呈するということ。
そして、その言葉に耳を貸して貰えるようにするためには、
やはりその人に信頼して貰える人間でいることです。

だから、誰に出逢って、どんな感情体験をするかってことが
根本的に大切なことであって、「ルールだから守れ」と言っても
あまり効果的なことではないのでしょうね。

>今まで行った場所で一番印象的だったのが、福岡の街です。
>街角にちゃんと灰皿が所々設置してあって、どんなに今時の若い子でもちゃんとそこで吸うんですよ。
絶対にそこ以外の場所では吸わない。

なるほど。若者よ、広い世界に目を向けてみよってことですね。
それは若者に限りませんよね。

keiさんは、これからも、けしからん輩には、その信念を持った
言葉でしっかり叱ってやってくださいね!
私は相変わらずチマチマと身近なところではありますが、
できる行動を取っていきますよ^^

  1. 2008/12/21(Sun) 02:13:30 |
  2. URL |
  3. Meg #T0ca3UNU
  4. [ 編集 ]

comment


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://megchy36.blog18.fc2.com/tb.php/569-96f21f88
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。