風と君を待つだけ

~my ordinary days vol.3~




スポンサーサイト :: --/--/--(--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


  1. スポンサー広告

ホトケの私。 :: 2009/04/10(Fri)

 先日、遅くに食堂から出て来たところを、ちょっと体の大きな男子学生に大声で呼び止められた。ん?と思っていると、「先生!!○○の授業、単位をくださって、ありがとうございました!」といかにも仰々しく頭をさげて拝み倒された。彼は昨年度、私の講義を受講していた学生だ。出席率は悪かったのでどうしようかなぁと思っていたけれど、ひとまずレポート内容を考慮してから単位認定を検討すると本人に告げていた。来ない割には人懐こい学生で、何故かほかにも私の講義をいくつか取っていた。「あの人はちょろい」と思ってなめているのかもしれない。真偽はともかく結果として、合格に必要な最低限の点数をつけて単位を授けたのだった。

 私は基本的に、もの凄く高い点数を付けることは滅多にないけれど、余程でなければ落第させることも少ない(現在のところ)。論外はある。1度も出席していないとか、それにもかかわらず「卒業がかかっています」との嘆願を添えてレポート提出だけあるとか。そういう学生はどう考えているのか知らないけれど「落第」というより「評価不可能」な人々に属する。50点とか80点とかそういう点数でなく、「999」(非該当)と記入される人。
 
 私がまだ学生だった頃、自宅に、とある芸能人のファンを名乗る女の子から、父に宛てて電話がかかってきた。彼女は当時、テレビで活躍しはじめた男性タレントのファンだった。父は、非常勤講師として彼が在籍する大学に赴いていた。そのファンの女子はこう言ったらしい。『○○君は芸能界で将来が期待されている星なのです。芸能界は忙しくて先生の授業にはあまり行けませんでした。でも、何とか大学を卒業できるように先生、彼に単位をください!』
 もちろん、父はすっぱり落とした。「誰だ?(彼の顔も把握していない父)何を言ってるのさっぱりわからないよ。仕事を優先するなら大学をやめるべきじゃないか」とまで言いながら。近頃、あまり見なくなったけれど、時折、その顔をテレビで見かける事があると、この一件を思い出す。「あぁ、この人、単位落とした人だな」と、いちいち思ってしまうわけだ。

めぐちんを探せ。 話は戻り、深々と頭を下げてお礼を言ってくれた彼はのたまう。
 「でも、先生聞いてくださいよ~。せっかく先生が単位をくれたのに、K先生の講義はめっちゃめちゃ落とされたんすよぉ。ボク、正直、先生のレポートよりK先生のやつのほうが頑張ったのにぃ」
 この一言で、一瞬、彼の単位を剥奪してやりたい欲求に駆られるであった。
 かく言う私も学生のころ、「ホトケのヤギ」と呼ばれた宗教の先生の講義にちっとも真面目に行かず、にもかかわらず、その神の御心により単位を頂いた口だった・・・(反省)。

  1. 未分類
  2. | trackback:0
  3. | comment:2
<<君を守りたい? | top | おつながり、してください。>>


comment

Megさん、こんばんは。

単位取得に関しては、先輩達から伝わる秘密の情報っていうか、その学校に伝わる都市伝説みたいなのがありますよね。
○○先生には菓子折を持っていけばOK!とか、△△先生には絶対に代返はバレないから大丈夫、とか。

こう見えてもですね、僕は「優」だった科目もあるんですよ。それ以外はほとんどが「ギリギリセーフ」でしたが(笑)
そして、Megさんが言うところの「評価不可能」もあって単位が足りなくて泣いたこともありました・・・。
なので、彼らにはどうか単位を上げてやって下さい。人ごととは思えないんです(ToT)

ま、それはともかく、
一つ前の記事のパソコンのインストールですが、あれはやってみると特別難しいものではないですよね。
CD-ROMを入れてクリックすれば、あとはパソコンが勝手にやってくれますからね。

でもね、Windows95以前(つまり、MS-DOSやWindows3.1)の頃は大変難しかったのですよ。
まず、メモリー容量の制限という大問題がありまして、自分でパソコンが起動する際の条件や設定を作らなければならないんです。
それが出来ないと、まともに動かない。
さらに言うと、初期のMS-DOSのときはそもそもハードディスク自体が無かったです。いちいちフロッピーディスクでOSを起動させるわけですから。
今と違って、はるかにパソコンが不便な時代でした。

Megさんは、「全然ワカンネーヤ」と思いながらも一人で何とか解決してきたようですから、もう大丈夫ですね。
そんなにたびたびOSをインストールすることはありませんが、それでも壊れたときには出来るか出来ないかは大きな違いですから、この経験は大きいですね。


  1. 2009/04/11(Sat) 22:40:12 |
  2. URL |
  3. akasaka #r5rhURPY
  4. [ 編集 ]

akasakaさん、こんばんは☆

>先輩達から伝わる秘密の情報っていうか、その学校に伝わる都市伝説みたいなのがありますよね。

うんうん、ありますねぇ。昔は伝えられたり、伝える側だったのが、今じゃ学生に「噂流される」側になっちゃって・・・。 先日も新入生と私のゼミ生たちの会話を聞いていると、めちゃめちゃ辛らつにあの先生はあーだ、こーだと言い倒してましたからね。
「もしもし、全部聞こえてますよぉ?」ってアピールするのも憚れる勢いで嘘か真かの伝説がまさに作り出されていました。

>○○先生には菓子折を持っていけばOK!とか、△△先生には絶対に代返はバレないから大丈夫、とか。

ふふふ(笑)代返はバレていたと思うんだけど(笑)

まぁね、こんなことを言うと誤解を生みそうですが、まったく顔を合わさないような学生は本当に評価のしようがないわけですよね。泣き落しだろうと何だろうと、こちらと関って来る機会が多いとずいぶん印象は変わります。コミュニケーションの分量が豊かであれば、学生のトータルな人間力みたいなものも、多少は加味したくなります。もちろん極端なことはしませんけれど。

『青が散る』って宮本輝の小説ご存知ですか。昔、テレビドラマにもなった記憶があるのですが、私は「大学生ってこんな風なんだぁ」って思いながら、まだ小学生か中学生のころに読んだ記憶が。

でね、そこに出てくる主人公が、大学の「追試」を受けるんですが、勉強が足りなくて及第点には至らない。でも、その先生がとても味のある人で、「外に止めてある俺の車洗っておいてくれるか?(関西弁)」って聞くんですよね。
そういう人間関係っていうのは学生は一生忘れないんだろうなって思ったりしましたv-398

>彼らにはどうか単位を上げてやって下さい。人ごととは思えないんです(ToT)

んじゃ、あかさか君、今後二度と、めぐ先生の給付金を虎視眈々と狙ったりしないって誓いますね?!(笑)

>パソコンのインストールですが、あれはやってみると特別難しいものではないですよね

そうですね。ある地点までたどり着けば簡単ですね。しかし、私は、まずパソコンのハードディスクを取り出すところで相当の労力費やしてましたからねっ!(涙)あまりもがっちりとタブ(タブって意味も知らなかった)が刺さっていて、どうしても取れなくて。手を真っ赤にしながら、半時間かけて取り出しました。

あと、ドライバのインストールってのも、多少面倒くさかったですが、実際、手元にマニュアルがあれば、見たまんまに「これをクリックして、クリックして・・」ってやっていけば簡単だったはずですが、そこに行き着くまでが・・・(以下、長くなるので省略:苦笑)

>「全然ワカンネーヤ」と思いながらも一人で何とか解決してきたようですから、もう大丈夫ですね。

ええ、ええ。もう大丈夫ですよ!サポートセンターに電話かけまくって、彼らに威圧されながらも、受付対応側の心情をくまなく読み取る術を身に着けました!(→いらん術や)

akasakaさんはパソコンにお詳しそうですよね。もし、私専用のサポーターになってくださったら(いつでもどこでも24時間OK!)給付金の一部を差し上げてもいいくらい(笑)ほんとね、そのくらいにストレスフルでした。

ただ、「小さいジレンマを自分でちょっとずつ解決していく」ことを、こんなに若いうちに放棄しないほうがいいのかもしれません。「あたし、この半日で、めっちゃ脳が刺激されたんちゃうの??」って思っていますv-391って言うのも、何気なくテレビでやっていたクイズ番組で、「アハ効果」問題ってのが珍しく全部、わかっちゃったからです。

え?ただの偶然ですかね(笑)

個人的追記:
宮本輝の「青が散る」が無性に懐かしくなって、ちょっと調べてみると著者は1947年生まれ。小田さんと同級生だったことがわかりました。この一致には、ちょっと驚きました。文学の世界とポップ・ミュージックの世界のそれぞれで、割と同時期に同じ世代の人々のつくりだすものに惹かれていた自分。

それはともかく「青が散る」に描かれるキャンパスライフって今の団塊世代の人々の大学時代だから・・1970年前後ってことなんですね。前時代と言えるような物語のなかの大学と、子供のころ、ときどき遊びに行った父の仕事場がいまの私自身の原風景になっているのかと思うと感慨深いです。
ちなみに村上春樹は宮本輝よりも、ひとつ年下だそうですが、全然作風も違って、同じ「団塊世代」と言っても小田さんが言うように「みんなそれぞれ」なんですね。宮本作品には学生運動の話なんてひとつも出て来ず、ひたすらテニスに没頭する不器用な青年が主人公。でも、だからこそ、いまなお普遍性を持って若い世代にも”おすすめの書”に挙げられるのかもしれません
  1. 2009/04/11(Sat) 23:13:25 |
  2. URL |
  3. Meg #T0ca3UNU
  4. [ 編集 ]

comment


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://megchy36.blog18.fc2.com/tb.php/634-74ec5b91
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。