風と君を待つだけ

~my ordinary days vol.3~




スポンサーサイト :: --/--/--(--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


  1. スポンサー広告

オオカミパパ、オオカミママ。 :: 2009/06/26(Fri)

 先日、母にサポートに来て貰った。何のサポートと言えば、食事とか家事とか掃除とか、である。そうした事柄をある程度放置しても命に別状はないとは言え、精神衛生上、非常によろしくないのだ。母が来るという予定が入るだけで、キッチン、リビング、水回りの最低限だけは掃除をする気分になる。家族とは言え、「他者の目」の効き目抜群だ。とは言え、母は来るなり、「なんて磨き甲斐のあるキッチンなの!」と叫びながら片端からキッチン磨き。「これ、なに?」「うーんと、ホットケーキミックスがこぼれたやつ・・・とか」。我が家のキッチンは実家のより小さいし、一人暮らしなので磨いたり片づけたりするとちゃんと綺麗になり、達成感もあるらしい。実家では父がいつも、非人間的な時間帯に食事をするので、いつまで経っても物の整理がつかないとボヤいていた。
 二日目は色々と買い出しに出て貰った。家で仕事しながら過ごしていると、やがて玄関のチャイムが鳴る。母が戻ってきた事は分かっているけれど、玄関先で「だぁれ?オオカミの手じゃないのを見せてちょーだい」なんて、ひとしきりふざけて言っていたら、「もう!重いんだから早く開けてよ!!」と怒っていた。私が小さいときは、毎回、この面倒くさい儀式を楽しんでいたのは母のほうだったくせに。

スヌーピー顔と言われる。 私が幼い頃、母は「知らない人が来ても玄関を開けては駄目よ。オオカミだったら食べられちゃうからね」と言い聞かせていた。外出して帰宅すると、玄関のチャイムを鳴らして「ママよぉ」と言ったあとに「本当はオオカミだったらどうする?ほら、ちゃんとママの手を見る?」などと言って新聞ポストからいちいち手を見せたりして遊んでいたのだ。
 それは我が父も同様。そう、あれは忘れもしない。小学校1年生の頃だった。お手洗いに行きたい。”でも、おうちまでもうちょっとよ”そう思って6歳の私は、はやく、はやくと唱えながら一生懸命に駆け足で家路を急いでいた。

 玄関にようやくたどり着く。足踏みをしながら「ぴんぽーん」。平日にもかかわらず、何故かいつも父が家にいる。父は、娘が帰ってきたことは当然分かっていながら「はーい。だれかなぁ?」などと悠長に聞く。「わたし、わたしっ、はやく!はやく開けて!」と言っても「わたしってだぁれ~?おおかみの子じゃないよねぇ(笑)」と言った調子で、なかなか開けてくれないのだった。こうして書きながら、未だに思い出すとむかーっと頭に来る最悪の思い出が蘇るのであった。
 父は子供好きな人であったけれど、破天荒なことばかりしている変人だった。自転車に乗れば、両手を離して乗ってごらんとすすめた。そんなの簡単よ!応えるおてんばな娘。あるときは、風に舞う凧糸を倍もの長さに繋げて、まだチビの私に持たせたものだから、風の強さに耐えきれず、思わず手を離してしまったことがあった。飛んで行った凧が近所の団地のアンテナに引っかかり、これまた大変なことになった。
 近所の幼なじみの男の子が、父には可愛くて仕方がなかったらしいのだけれど、あるとき、彼が自慢げに持っていた宙に浮いている風船を「これね、ぱーって手を離したらどうなると思う?実験だ!それ!」なんて言って、空に放ってしまったことがあった。彼が号泣が地雷のごとくこだましたのは言うまでもない。そのゆがんだ愛の表現は何なのか。

 このような親たちの間でもちろん、多少の変人ぶりは引き継いでしまった自覚はあるが、私は比較的ちゃんと育ったのではないだろうか。父が母に「子育てに一応、成功したって思わないの?」と聞いた折り、母が「あれ(私)のど・こ・が?!」」と言った気持ちも確かに分からないではないが、昔は娘に「あんたはね、あそこの川の桜の木の下で拾った子供なのよ、うふふ」「やっぱり、川の横のゴミ箱の側で拾ったんだっけ・・・ふふっ」などと年中、嬉しそうに、からかって楽しんでいたことを忘れてはならない。そうそう。この際、母も印象深いおふざけをもう一つ書いておこう。近所の愛くるしいおちびちゃんが、我が家にはじめてのお泊まりに来た夜、母が寝際にお話をしてあげたのが臨場感たっぷりの「山姥のお話」。怖すぎて泊まらずに帰ってしまったのは言うまでもなし。両親共にこんな人々だ。

  1. 未分類
  2. | trackback:0
  3. | comment:4
<<自分で決める幸せ。 | top | ゆとり世代との接し方。>>


comment

Megさん、こんばんは。
昨日今日と暑いですね。明日からはまた崩れるようですから、部屋の掃除や洗濯など、コマメにしないとカビが生えますよ~。

さて、いつも思うんですが、大人になって自分の両親について語るときはだいたいが子供時代の思い出だと思いますけど、Megさんの場合はそれが現在進行形なのが素敵ですよね。
それだけご両親との関わりが現在も上手くいっているということでしょうし、エピソードに事欠かない何かしらのトピックがいつも溢れていると言うことなんでしょうね。
そして、そういうMeg家の様子を知るたびに、僕はMegママの熱烈なファンになるのでした(*^o^*)

それとね、やっぱり羨ましい部分もたくさんあるんですよ。
僕の両親は小さい頃から共働きでしたから、学校から帰ってきても自分で玄関の鍵を開けて誰も居ない部屋で兄弟や両親の帰りを待つわけです。
僕が一番下だから、家族の誰よりも先に家に帰る毎日でしたからね。

だからね、

>あんたはね、あそこの川の桜の木の下で拾った子供なのよ

なんてことを僕もよく親から言われましたが、実はこれ、とても嬉しいことだったんですよ。
「え?どんな風に捨ててあったの?」「どんな風に拾ってきたの?」「なんで拾ってきたの?」って、なんだか自分が物語の主人公になったみたいで、子供ながらにとても愉快でした。
「拾われた」ということは「自分の存在に気が付いてくれて選んでくれた」ということですから、生みの親とか育ての親とかに関係なく、幼い自分には嬉しいことだったのでしょうね。

最近思うんですよ、年老いた両親との別れが刻一刻と近づいていることを。
いつかその日が来るわけで、でも立派な親孝行なんてなかなか出来ませんから、せめて、昔はこうだったね、こんなことがあったねって笑いながら楽しかった思い出話をしてあげられればなって。
現在よりも、子供だった頃の自分と親とのあの時代がもっとも「親子」だったような気がするから。
  1. 2009/06/27(Sat) 20:28:49 |
  2. URL |
  3. akasaka #r5rhURPY
  4. [ 編集 ]

akasakaさん、こんばんは♪

>部屋の掃除や洗濯など、コマメにしないとカビが生えますよ~。

またかい!(←関西人の悲しいサガツッコミ:笑)

そのうち今日はお天気がいいから洗濯しなさいとか
ママ以上のこと言い出すんちゃうかと思う今日このごろです(笑)

>大人になって自分の両親について語るときはだいたいが子供時代の思い出だと思いますけど、
>Megさんの場合はそれが現在進行形なのが素敵ですよね。

いえいえ、きっと母たちから言わせれば「いつまで経っても手がかかる」ということなのでしょう(苦笑)でも、こうして関西に戻って来ると互いの家の行き来もしやすくなりますし、かと言って普段はべったり一緒に居る訳でもないので、たまに見る両親の姿は興味深く、いかにブログでネタ切れしても害なくトピックを提供してくれる存在ですね(笑)

>僕はMegママの熱烈なファンになるのでした(*^o^*)

え?ひょっとして母による「山姥の話」をakasakaさんも聞きたいんですか? かなり独自のアレンジが加えられてますけれど覚悟はいいですか(笑)

>僕が一番下だから、家族の誰よりも先に家に帰る毎日でしたからね

そろえば賑やかなのに、誰も居ないおうちで家族の帰りを待つの寂しいものかもしれないですね。うちの場合は、母は専業主婦、父はよき時代の文系学者でしたから家には絶えず誰か居たのですが・・・でもね、たまぁに母が買い物か何かに出かけるので「今日は鍵を持っていくのよ」と言われたのに忘れてしまった時などはちょっぴり心細く、玄関前で膝を抱えて座り、母の帰りを待った気持ちを思い出しました。

あぁ、そうそう!
たまたま外出した母も私も鍵を持たず出てしまい、最後に鍵を閉めて出て行った父もすぐには戻って来られない時が一度だけありました!結局、どうしたと思いますか?2階の窓に私がよじのぼったんです、剣道の袴を履いたまま(笑)

>拾われた」ということは「自分の存在に気が付いてくれて選んでくれた」ということですから、
>生みの親とか育ての親とかに関係なく、幼い自分には嬉しいことだったのでしょうね。

うーん。このあたりを読んでいると、少年時代のakasakaさんが浮かんでくるようで、ちょっぴり胸がキュンとしますね。小さい頃、かくれんぼうをするとき、見つからないように隠れるんだけれど、ずっと誰にも見つけて貰えないと寂しくて泣き出したくなりましたっけ・・・。

akasakaさんは、ごきょうだいにお姉さんとお兄さんが居るなか、親御さんに自分にだけ心を向けて欲しいって気持ちがあったのかもしれないですね。私の母も3人きょうだいの真ん中でね、「親たちに注目されないポジションのなか、いかに、よい子でいることを心がけたか」って話をよく聞きました。私は一人っ子だったからいつだって母親のことは独り占めできたわけですね。

それにしても、「あなたはどこそこで拾ったのよ」的な話って、うちの母だけじゃなくて、どこの親もするんですね!(笑)私んちでは、むしろ母のほうが嬉しそうにしてまして、私は「はいはい、また嬉しげに言ってるわ」って思って、「この前は違う場所で拾ったって言ったーっ!」なんてツッコんで、つきあってましたから、はい(笑)

>子供だった頃の自分と親とのあの時代がもっとも「親子」だったような気がするから

そっかぁ。それは、すでに「親」を経験している方のお気持ちかもしれないですね・・。今度、ご実家に戻られたときは、是非、色々なお話をされるといいですよね(*^^*)ほろ苦い昔話も、どんどん楽しめるようになるって大人だけの特権ですもの。私的にはakasaka家もおしゃべり一家な印象があるんですけれど、いかがですか^^
  1. 2009/06/27(Sat) 21:52:40 |
  2. URL |
  3. Meg #T0ca3UNU
  4. [ 編集 ]

Megさん、akasakaさん、こんばんは。

日記を拝見しながら、一人でクスクス笑ってしまいました。
なんて素敵な家族なのでしょう~~☆

ご両親の、Megさんへの愛情が、たっぷり伝わってきました。

私も真似して、今度ポストから、手をだしてみようかしら。。。
突然そんなことをしたら、きっと、
「なにしとる~(--;」
と、冷ややかな、返事が返ってくるのでしょうね(笑)

私の家は、かなり厳しく、生真面目な家庭だったので、
こんな風な返事が、いつも返ってきたら、嬉しくて楽しくて、
スキップしながらお家に帰るだろうな~と、思ってしまいました。
でも・・・
山姥のお話は、ちょっぴり遠慮しておきます・・・(笑)

>「あんたはね、あそこの川の桜の木の下で拾った子供なのよ、うふふ」

桜の木の下ってところが、優しさいっぱいですよね(@^^@)

このセリフ、私は、友達に言っていました。
「私のお兄ちゃん、溝の中に落ちてたんだよ。」
と。。。(笑)
顔立ちが、全く似ていないので、未だにこんな風に話します(笑)

私は、父母は、共働きでしたが、家にはいつも祖父と祖母がいたので、かぎっ子に憧れました。
(首に鍵をぶらさげて、なんだかカッコイイな~って。。)
誰も居ない日が、一度くらいあればいいのに!!
と、思っていました。
そう思いながら、親の立場になると、
自分の子には、なるべく帰ったときに「おかえり」と言ってあげたい!!
と、急いで帰る私。。。
矛盾してますね(笑)
  1. 2009/06/29(Mon) 23:47:01 |
  2. URL |
  3. miho #-
  4. [ 編集 ]

mihoさん、こんばんは~。

先日は瞬くんがお誕生日だったんですね^^
子供はどんどん大きくなっていきますねぇ。
ともだちの子供も前は赤ちゃんだったのに、
次に会ったら少年になっていてびっくり仰天なんてことがありますよ(笑)

>私も真似して、今度ポストから、手をだしてみようかしら。。。 突然そんなことをしたら、きっと、
「なにしとる~(--;」

ええ、ええ、植物の成長を目を細めて見守る渋い瞬くんには
こんなアホなまねごとは、よしておきましょう(笑)
オオカミごっこは、我が家(両親)だけのマイブームだった
みたいですから(笑)

>私の家は、かなり厳しく、生真面目な家庭だったので、
>こんな風な返事が、いつも返ってきたら、嬉しくて楽しくて、
>スキップしながらお家に帰るだろうな~と、思ってしまいました。

うちもそれなりに、子供のうちは、
あれこれ禁止されていたはずなんですけれどねぇ・・。
この間「思い返すと、子育て楽しんでたわ、わたし、あはは」って母が言ってましたね(笑)
一生懸命に「親」として、子供をしつけている一方で、
知らないうちに子ども目線で一緒に遊んじゃうだって(笑)
keiさんなんか瞬君と同じように遊んじゃっているイメージですが、いかがでしょうね(*^^*)

>「私のお兄ちゃん、溝の中に落ちてたんだよ。」 と。。。
(笑)

ぶはははっ(笑)
このコメント、朝に一回読んだんだけれど、
ここで吹き出しちゃいました、溝の中ですか(笑)
いやぁ・・・親が百人いれば、百通りの「あんたは拾ったんや」バージョンがあるんですね。
ちょっと皆に聞いて回りたくなりましたよ!

>首に鍵をぶらさげて、なんだかカッコイイな~って。。

おぉ!それ、わかるわかる!
だって、私もそうでしたから。
自宅の鍵をもたされている=すでに自立していてカッコいい
ってイメージですよね。

でも、当時はご近所さんとのおつきあいが当たり前のようにあって
神妙な顔で慎重に自分で鍵を開けてウチに入ろうとしていると
近所のおばちゃんとかが「あら、めーちゃん。今日はお母さんおらへんの?じゃあ、うちに来ておやつ食べて待っときや~」とか声かけてもらいましたね。皆に育てて貰ったんだなぁ(しみじみ)

>自分の子には、なるべく帰ったときに「おかえり」と言ってあげたい!!
と、急いで帰る私。。。

うーん。やっぱりお母さんは偉いな^^

瞬くんがとっても優しい子どもにすくすく成長するはずだな★
  1. 2009/06/30(Tue) 21:50:49 |
  2. URL |
  3. Meg #T0ca3UNU
  4. [ 編集 ]

comment


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://megchy36.blog18.fc2.com/tb.php/679-03bf7bc0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。