風と君を待つだけ

~my ordinary days vol.3~




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白いポット。 :: 2009/07/19(Sun)

 先週半ば、ある学内仕事の2度目の打ち合わせ。以前もそうだったけれど、チームリーダの先生が真っ白いポットでお気に入りのお茶を入れてくれる。今回の2度目は、こう言っては何だけれども私も勤勉なる貢献をチーム全体に果たし、打ち合わせは速やかに終わる。「よかったらお茶飲んで行って」と誘って貰って、美味しい紅茶を二杯頂いた。いつも学内外を飛び回り、足が四本あるのかしら?と思ってしまうほどに超多忙なスケジュールで仕事をこなしている男性教員でさえ「じゃ、僕もちょっと頂きます」と珍しくその空間に留まっていた。私もまだ少しすべき事があったけれど、もう少しそこに居たくなっていた。
 白いポットの先生がカウンセラーであるためか、紅茶が美味しいせいか、はたまた穏やかな人柄であるためか、よく分からないけれど話しているだけで非常に心が癒された。私はたいして何もせずとも、知らない間に結構心が張りつめがちなのだろう。去り際、その日の成果について彼から「ありがと、ね」と普段、まずは耳にしないような心のこもったお礼を言われて、正直、ちょっぴり感動した。内心、まいったなぁ、これからの仕事も、もう手は抜けないなと思いながらも。
 
 ところで、「この白いポットいいでしょ?幾らだと思う?」と嬉しそうに聞かれた。なんと、たった700円でネットで手に入れたらしい。えー、うそぉと言う我々にうふふと、さらに嬉しそうにしていた。
 怒りも強く連鎖するけれど、くつろいだ柔らかいだ気分は、もっとまっすぐに連鎖するのかもしれない。その日は結局ずいぶん遅くなって、途中からタクシーに乗り換えて帰宅した。乗るときには「どちらまで?」とさえ聞かない無愛想なドライバーの男性と、たまたたま道案内の過程で、市内で有名なお店について話し始めた。途中、「あ、ここですね。このお隣の洋菓子店は人気ですよ」などと話している私は、まだ700円の白いポットの湯気に満たされていたのかもしれない。下りる時、その日二度目の「ありがと、ね。お気をつけて。」と普段、滅多に聞かないタクシードライバーからの声かけを、確かに耳にした。

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