風と君を待つだけ

~my ordinary days vol.3~




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春夏秋冬。 :: 2009/11/21(Sat)

 友人を迎えるにあたって駅に急ぐ。駅前に5分程度置いた自転車を「危険のない場所」へ一刻も移動するべく、会えた直後は、地下駐輪所までついて来て貰った。
 
 「ん?自転車って、ピンクじゃなかったっけ?」
 「うん。ピンクは、てっきょ。」
 「・・ははは(苦笑)」
 
 本当は「中央出口」と伝えるべきところ「大きな改札は東出口だよ」と、大きな嘘を教えてしまった私をとがめることなく、「高知んときより、なんだかキラキラしてるね!」と言ってくれた彼女。確かに自分は以前より責任と使命を背負っている自覚は大いにある。が、キラキラというより、首が回らなくなる恐怖に怯えながら、我を見失う一歩手前でぎらぎらしているのだと思う。彼女と言えば、重いパソコンや書類の入った荷物を沢山抱え、靴をすり減らして頑張っていても、「うふふ、実はほら、ここんとこ破れちゃってね」と笑っている。立派だ。

夜のホーム この頃よく思い出すのは、NHKの再放送で観たオフコース時代のレコーディング風景だ。アルバム収録予定曲ごとに、誰の作業がどこまで進んでいるか手書きの進行表が壁に大きく貼り出してある。後日、何かで読んだことには、小田さんは一つずつ終えていくというより「僅かでも同時進行的にも進んでいる感」を救いに思うタイプらしい。小田さんは、しんどくなければ成功を味わえない人らしいので、厳しい現実をより厳しく見据える人なのだ、きっと。
 
 私にも今、あのような表が必要だ。プロジェクト別、研究別、地域連携、教育などなど、それぞれの締め切りなどに分類して。しかし、どのカテゴリーも属さないが早急に迫られる仕事や、どのカテゴリーも関連する仕事はどうしようか?そんなことに悩む暇があれば、手をつけられる事から始めるほうがいいだろう。いずれにせよ、そこまで全体を冷静に見渡せるような私であれば、今、時折の恐怖と焦りには駆られはしない。とりあえず・・・何もかも嫌になって休日は寝て過ごす私と、この言いしれぬ焦燥感は互いに親和的関係にある。
 
 あの頃、パーマがかかった髪に、白いものがぱーっと増え、今よりものすごく若いけれど、きっと眉間の皺はあの頃から刻まれて行ったのだろうと思われる小田さんの、それはそれは張りつめた空気感が思い出される。隅々まで「苦悩的印象」が強く、それが幼心に色っぽく映り、何故か王子様的イメージと繋がったのだ。
 友よ。とここで、突然、勝手に同級生たちを想う。我らは今、季節で例えるならば人生の夏を生きている。それも夏の終わり頃の猛烈にぎらぎらと照りつける太陽の真下だ。ともにこの季節を生き抜いて、さわやかな風を頬に感じる秋、大人の憂いを含んだ美しい晩秋、澄んだ星空が見渡せる冬の季節まで共に過ごそうではないか。
 
 晩秋あたりを生きている、とても仕事のデキる女性たちのスケジュールノートが、もう書く場所がないほどに真っ黒であることについては、そのときになってから考えよう。

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