風と君を待つだけ

~my ordinary days vol.3~




スポンサーサイト :: --/--/--(--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


  1. スポンサー広告

こんな日々。 :: 2010/05/24(Mon)

 「自分探しの旅に出ます」と告げて、一人の学生が昨日から行方不明になってしまった。約束していたゼミの打ち合わせやら講義やらを間近になって全部すっとばして、その後、音信不通になった。
 中途半端な自分に自信がなく。誰からも必要とされていない気持ちがして。だから、自分の信じる「自分」を探す旅に出るのだと友人に告げていた。

 先週末、窓辺でうつむいたまま、これみよがしに大きなため息をついていたので、「自信が出来たら動きだそうって思っていない?行動してみないと自信は出来ないものみたいよ」と軽く声はかけておいた。
 それで・・・彼は消えてしまったのだろうか。周りに結構な迷惑をかけてはいるが、あとで責任を背負う覚悟があれば人生は基本的には自由である。実際、そのくらいダイナミックな旅をしているのであれば良いけれど、家にこもって悶々と自分とは何かと問いかけているくらいなら「誰からも必要とされている気がしない」ゼミにも出て来て、誰かに必要とされるためにはどうあるべきかを考えるほうが、我を知れるだろう。私自身は学生らにまんべんなく帰属や承認の場を提供していたつもりだったのに、いささか残念な気分ではある。

 今日は折しもものすごい豪雨。午前中の講義には、そんな天候や鬱々しがちなこの季節も影響してか学生の欠席もやや多い。私自身も喉が未だ万全でなく、今ひとつ元気が出なかった。それでも別段普段と変わらず講義は終えた。それなのに、「先生、今日は元気がないっすよ。笑いが足りないっす!」だなんてエラソーに。

 ひととおりの雑務を終えて、ようやく自分の論文にかかる。と言っても単なる学内の紀要である。1週間で何とかしようという魂胆である。この頃、そのような綱渡りばかりしている。ただ、仕事をはじめると眠くて眠くて死にそうだった。10分か15分だけ昼寝出来ればいいが、私は職場ではどうしても眠ることが出来ない。

野球帽の女の子たち そのとき、ドアが控えめにノックされた。「はい?」と声をかけると、K女史が「電気ついてたからー。顔見に来ただけ」と、何故かちょっとだけ困っているみたいにも見える、独特な魅力の笑顔を覗かせて言う。先週、風邪引く間際に「風邪ひいてる?」と私に予言し、見事に成就させた女性である。せっかくなので、部屋に引き込んで珈琲ブレイクにつき合って貰う。このひとは不思議で、絶対に私が超多忙な時には現れたりはしない。どちらかと言えば落ち気味の時によく遭遇する。
 しばしの歓談。「私もこの前、風邪引いてずっと治らなくてさ」「ここらへん(胸のあたり)時々、苦しくて、最近も」と彼女。「あら・・・自律神経の失調?」「うーん。でも、今は平気。こうやってあなたと話してたら」
 
 「こうやって話してたら平気」と言われるとちょっとだけ嬉しい。

 自分探しに出てしまった学生の話をする。「うちにもいるよ。もうずっと卒業してないの。でも、イマドキのナイーブ少年じゃなくて、昔によく居たタイプ。頭いいけど、大学なんかの授業に出る気もない風来坊で、知らないうちに海外とか行ってしまって帰って来ないのよ。でも、あんなのは何とか生きてくんじゃないかしらね」とのこと。

 いやはや。そんな毎日。

  1. 未分類
  2. | trackback:0
  3. | comment:0
<<ブルーマンデイ&スマイル | top | キミのため。>>


comment

comment


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://megchy36.blog18.fc2.com/tb.php/831-208c82f5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。