風と君を待つだけ

~my ordinary days vol.3~




スポンサーサイト :: --/--/--(--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


  1. スポンサー広告

おばあちゃんの笑顔。 :: 2010/08/02(Mon)

 息つく間もなく8月になだれ込んだ感。
 まだまだ試験の採点も残っている。これからは何とかの研修会講師だの学会だの、なんとか連携事業だの、とにかく行事や仕事は沢山ある。私たちが学生たちと同様に8~9月は休んでいると思われている方が相当おられるが、私たちの夏は実はとてーもきびしい。加えてこの2ヶ月もの間、ゼミ生たちを野放しにしていて良い筈がないのである。明らかに働き過ぎなひとが「やすみまーす!!」と高らかに宣言してくれるとホッと安堵する。

 さて、先日我が大学にも、うじゃうじゃと高校生たちが大学見学にやって来た。大学を開放し、各学部、学科、教室を挙げて企画を立て、是非ともうちを受験してくださいねとアピールする大学をあげての行事の一つだ。この頃では高校1,2年生のうちに「大学見学に行ってらっしゃい」というのが夏休みの課題になっているらしい。
 
 こうした行事に両親を伴って来る生徒は、もはや全く珍しくない。昨年は、親に加えてボーイフレンドも同伴していた生徒がいた。共通する特徴は本人より、周りのほうが熱心だと言うこと。
 今年は、両親に彼氏、それからお婆さままで一緒にやって来た目立った一行がいた。進路相談に少し立ち会ったが、誰よりもお婆さまが最も熱心に聞き入っている。孫、母、祖母と3代並ぶとほんとうにそっくりだった。聴けばすでに姉は我が大学の3回生だと言う。「是非、孫たち3人をこちらの大学でお世話になりたいと心から思っておりますもので・・・それはもう昔からの私の願いで」と、いかにも上品で温厚そうな笑顔で何度も何度も丁重に頭を下げて帰られた。 
 子どもの自立心うんぬんの話や、家族は幸福財産でもある同時に拘束にもなるという現実は脇に置くとして、あのおばあちゃまにとっては、ああしてやって来て孫のためならば、幾らでも頭を下げることが紛れもない「愛」なのだ。  

 こうした行事があると私はカメラをぶら下げて記録を残す。すっかりその姿も板に付いただろう。なんと言ってもこのご時世なので、広報のために各学部はブログも活用している。写真はあるにこしたことがない。今日はそのオマケ写真。生徒の平均年齢の下がっているため、進学後の難しい話ばかりしても付いて来られない。そこで、お遊び要素も入れた、ある専修の工夫の一つ。こちらは、10分で製作体験ができるとのウリこみで盛況だった。とまぁ、「顔があまり分からない」写真がブログ用には好ましい訳だけれど、この日一番撮ってみたかったのは、あのおばあちゃんの慈悲深そうで、何故だかちょっと切なくて悲しくなるあの笑顔だった。

  1. 未分類
  2. | trackback:0
  3. | comment:0
<<諦観。 | top | 怪獣のバラード>>


comment

comment


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://megchy36.blog18.fc2.com/tb.php/864-9ddaddf4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。