風と君を待つだけ

~my ordinary days vol.3~




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にぎやかな個食:マグロ編 :: 2010/09/20(Mon)

 先週末は東京に続いて、滋賀方面へとある委員会関連の出張。毎週、ニシへヒガシへ、である。帰りは連休を利用して久しぶりに実家に立ち寄る。

 一応は実家でも仕事が出来るように、いろいろと持参して行ったが、結局は疲れて何もせずに戻って来るのだろうなと実は思っていた。しかし、思いがけず、3つのうち2つには手をつけた。おそらく、私と似た性格ゆえに(認めるのが腹立たしいが)いつも締め切りや何かの準備にせっぱ詰まっている父の存在のせいだろう。

 今度、どこそこで喋るのだが、資料に加える図表が「上手く描けないから作ってくれ」と言う。先日も似たような依頼に手際よく対応してやったために、きっと味を占めているのだ。昔は、母がそのような秘書役を一身に請け負っていた。
 黙って作って渡したほうが簡単なのだが、「どうして、この矢印とこっちの矢印が同じ種類なの?」とか「この記述の仕方だと矛盾が生じない?」など、いちいち気になったことは言わずにいられない。そのうち、あれこれと内容に深く関与し、議論になり、父の資料はお陰でよりブラッシュアップされるが、私は十分に疲弊する。こうした「代行仕事」だけしていては、普段の「事務仕事に忙殺される」状況と同じだ。たぶん、それがとても悔しいので、そのまま自分の仕事にも移行したのだろう。
 
 ところで、我が家は昔から明らかに「個食」だが、「孤食」ではない。
 母が用意してくれるブランチを、広いリビングテーブルで優雅に頂こうと思っていると、父がのそのそと起き出して来る。「めぐみ、何食べてるの?」と必ず聴くのは何故だろう。本当に必ず聴くのである。
 やがて、隣で新聞を広げて読み始めると、その向かいに、いつの間にか母も座って何かつまみ始める。全く脈絡なく、父が突然「ところでさぁ」と言い始めると、すでに優雅なブランチムードがなし崩しになって行く気配が漂う。予感どおり、起きてすぐ考えるには、面倒くさ過ぎる話題を振ってくる。
 それとは関係なく、母が非常に日常的な質問を、私が父への適当な回答を並べている途中で、父に投げかける。たとえば「お父さん、入れ歯はどうしたの?」といったような。それには全く答えずに、父は娘のアンニュイな回答に飽きて、目前の新聞記事に激しく反応し、持論を展開し始めようとする。と、さっきの入れ歯の返答は、もういいのか?!とつっこみたくなる間合いで母がすかさず、応戦をはじめる。
 やがてまた、話題が変更になり、”何が○○症候群と言われるようなものにカテゴライズされるのか?”について3人で揉める。わずか1時間もない間に、どれだけ喋っているのか。
 
赤い糸 時に、夕飯時に「そのマグロのお刺身、美味しいでしょぉ?もう一つ食べる?」「うん、食べるー♪」と母娘が可憐な会話を交わしている間は平穏である。しかし、油断すると、父が食器に加わった「私のマグロ」を、テーブルに着くと同時に、あっさりと指先でつまみ上げて食べてしまったりする。日常茶飯事な出来事なので、別にどうとも思わないが、きっとよそでは普通ではなかろう。
 以上がにぎやかな「個食」、の実態報告である。

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