風と君を待つだけ

~my ordinary days vol.3~




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注意欠損症候群。 :: 2010/10/16(Sat)

 新しい職場に来て、たしか2年目くらいで早々にコピーカードを紛失した。結局、そのときは事務に謝って新しく作って頂いた。
 「なくしてはいけない大切なモノを失ってしまった・・・」という経験は何とも言えず、心を塞ぐものだ。自分の管理能力への不信、なにより他者からの信頼感の喪失。事務の人には「どの方も、たいてい後から見つかるんですよね」と笑われた。すると、その言葉どおり何ヶ月も経ってその傷心も忘れかけた頃、忽然とジーンズのポケットから、それは姿を現した。そのときは既に新しいカードに自分の名前を刻み、すっかり懇意になっていたが、「なんと!そんなところに隠れていたのか、キミは!大切にしなくてごめんよー(涙)」と抱きしめて口づけしようか・・・というばかりの感動の再会であった。翌日に「あのぉ・・・やはり見つかりました(照)」と報告できた折りの過剰なまでの喜びたるや。

 あれからまだ2年も経たない先日、今度は研究室の鍵が忙しすぎて大切にしきれなかった私に愛想を尽かしたらしく、置き手紙もなく私の元から立ち去ってしまった。最初は楽観していた。ヤツが収まる場所は決まっている。きっとそこに隠れているだけだ、と。しかし、それは間違いであった。2日以上経っても、いったい何処で別れてしまったのか検討が付かずに、結局また同じ事務の女性にきっと内心ばかだなぁと思われているだろうな、と覚悟しつつ事実を報告をすると「あ。じゃあ、新しいの作りますね」と実に気軽で事務的な対応を受けた。
 翌日、重い足取りで出勤のためにマンションの自転車置き場に向かい、自転車のかごに荷物を入れようとしたそのとき、かごの編み目の狭間に、キラリと光る見覚えのある鍵が挟まっているのに気づいた。
 「きみーっ!!いつからそこに居たの?心配したじゃないの、ばかー(涙)」と感涙の再会を果たした。きっとバッグのなかコピーカードが、冷ややかな気分で「けっ。めぐのばーか」などを呟きながら観ていたに違いない。

湯浅1 つい先日は、さらに重大責任が問われる可能性のあるモノを管理しそびれて見失ってしまった。しかも、1週間近く経ってから気づいた。必死で記憶を辿り、「たぶん、あそことあそこしか置いた場所はないと思うのです」とその場所に連絡をとって担当の人に探して貰った。最初のうちは、実は「見つかるかもしれない」と60%程度の希望を持っていたが、「仰る場所は探して見つからないが、もう一度、全館を点検をします」と言われてからは自己弁償と謝罪文を練り始めていた。

 しかしである。どうやらカミサマはこの世にいるらしく、なんとその会場からその日の夜に「お忘れ物が見つかりました」と連絡が入ったのである。私は天に向かって叫びたかった。「ありがとー。わが人類!この宇宙よ!」

 今年のおみくじに書いてあった。「失せモノ出ず」。しかし、運命は変えられるのだ。やっほー。この安堵は何ものにも代え難い・・・と一連の大騒動を娘から伝え聴いた我が母が「ほんとは、マイナスからゼロに戻っただけなのにね、あはは」と、おおらかに反応される。

 ようやく、やや正気に戻る。
 この頃の私は、手に幾つかの資料とスケジュールノートを握りしめながら学生に「あれ、私のスケジュール帳、知らない?」などと言っている。

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