風と君を待つだけ

~my ordinary days vol.3~




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気づく。 :: 2010/10/23(Sat)

 「悲しみは絶えないから 小さな幸せに気づかないんだろう」と口ずさむ。

 出来るだけ脳天気なことだけを楽しく日記には綴っていたいな、と思っている。すると、何も書くことが出来ない日が多いことに気づく。けれども多分、忘れているだけなのだ。くすっと笑ったり、嬉しかったりした、とても「ささやかで大切な一瞬」を。

 「先生、ボクはこの授業、大好きです!」と言ってくれたのは、留学先で大事故に遭い、脳におおきな障がいを持ちながらも復学を果たした青年だ。彼は、いつもいつもとびきり明るい。真っ直ぐな視線をびしびしと感じる。「生きている」そして「学んでいる」ということを、まるで私の一言一言が耳に届くまでの間にたしかめているように。
 今日、講義後に、とても素敵な話を彼から聞いた。卒業後は、ふるさとのために貢献するのだと。まずは美味しい珈琲の作り方、入れ方を都会に出て修行を積んで学びたい。そして、ふるさとに帰って農業を営みながら温かなカフェを開くのだと言う。お店で出すケーキやクッキーづくりを担当する友も居るらしい。すでに同じ夢を持つ仲間づくりを進めていて、多くは同じような不遇の事故で人生が大きく変わった人達だと言う。

 笑顔を満面に湛えて、ほんとうに心底、嬉しそうに語るのだ。私は久しくこれほど真っ直ぐな笑顔を見て居ない気分になった。彼は全身で語っている。「生きているだけで、この人生は素晴らしい」と。それは、ものすごく素敵な笑顔なのに、思い出すと涙ぐみたくなる。そんな彼のことを支援してくれるひとはきっと沢山いるだろうと感じる。
 彼がこのたび、とあるテレビに出演することが決まったらしく、自慢げに「先生、見てくださいね!」と念を押された。そう言えば、先週は合唱部員が「先生、絶対コンサート来てくだいね」と言っていたっけ。

 私を、精神的に奈落の底に突き落とすことが出来るのも、また、天使のようなほほえみをくれるのも、共に彼らだ。

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