風と君を待つだけ

~my ordinary days vol.3~




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ライバル。 :: 2010/11/18(Thu)

 あるボランティア活動の顧問になって数ヶ月。学生たちに呼びかけると、メンバーは面白いように増えたけれども、後期に入ってからは、なかなか実施にはこぎつけず、当初は孤軍奮闘し、右往左往していた。が、学生に「手伝ってほしい」と願うと調整係なども自ら請け負ってくれるようになり、お陰で、だいぶシステムが体系化されてきた。来週には、かつてなく大勢がボランティア志望として声を挙げてくれているらしい、と聞いて、じんわりと嬉しくなる。
 
 今日は新しいメンバーとして、3回生の男子が参加。殆どが我が学部生だったが、彼はよその学部である。「学部も超えて」から、この活動はやがて「学校の枠も超えて」になりそうだ。
 しかし、ごく最近、ボランティア活動を立ち上げた当初は、意気揚々と世界を救わんばかりの言葉を胸に、主要メンバーとしての志気を持っていたある男子が、最近は自分のことで精一杯になり、すっかり活動には足が遠のきがちだった。「やっぱ、ボクほかにもやらなアカンことあるし、無理っぽいっすわ」と言われたので「うんうん、構わないよ。出来る時にだけ参加してくれれば。」と答えつつ、「あ、そうそう。明日からね、新しい男子が入ってくれることになったよ。●●先生のご紹介」とさりげなく声をかけておいた。
 すると、その男子のことがものすごく気になったようで「え?そいつはどうゆうヤツですか?チャラいヤツとかちゃいますか?」としきりに尋ねて来る。「さぁ、たいへんよき人物と聞いているけれど?」

 結局、ちょっとお疲れ気味を一度は告げた「博愛王子」は、わざわざ新しいメンバーの偵察にやって来た。すると顔を合わせた途端、「あっ!?なんや、おまえやったんか」と、なにやら互いはかなり親しい友人同士だと言う。親友だと宣言する割には、なにゆえに互いの主要な活動を知らないのかはさておき、どうやら「アイツはデキる」と互いに”一目置く”者同士のようである。「デキる」というのは学業などといった単純なものさしではなく、たとえば海外を何ヶ月も放浪して大きく価値観を変えて大学に戻ったとか、未来の社会をホンキで変えたいと地域で地道に活動をしているなど、少しばかり相手を「尊敬しちゃう」同志らしい。

 足が遠のきがちだった男子は、にわかに「先生!俺は、やっぱ人生、自分のことだけで、ちっちゃく収まってんのかっこわるいし、最後まで投げ出さずにやりますわ!あいつと一緒に何かしたいし」と、再びイキイキと輝きだした。
 うんと頑張ったからと言って、必ずしも報われないという、ごく当たり前の人生における試練に耐えるためには「他者に大きく期待や依存しすぎない」ことを防衛機能として持つことだ。そうやって中庸な場所にいるように努めていても、きっと離れて行くのだろうなと残念に思っていた学生が戻って来るという大変化は、やはり喜ばしかった。あくまでも、これは見える範囲での傾向に過ぎないが、女子は人間関係の横繋がりが充実していると安定する。翻って男子の成長には「ライバル」って必要なんだなぁと思うのであった。

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